音楽鑑賞の時間です

日々聴いている音楽の忘備録

The Congregation / Johnny Griffin

2008/08/20 Wed [Edit]


THE CONGREGATION / Johnny Griffin
Blue Note 1580 (1957.10.23)

Side-1
1.Congregation
2.Latin Quarter
3.I'm Glad There Is You

Side-2
1.Main Spring
2.It's You or No One

Johnny Griffin (ts)
Sonny Clark (p)
Paul Chambers (b)
Kenny Dennis (ds)

前作から半年後のブルーノート第3作。このアルバムでブルーノートの吹き込みは最後となる。
ジャケットのイラストは、アンディ・ウォーホル。粋なイラストですよね。
写真のジャケットは輸入盤の再発レコード。なのでレコード番号が変わっています。

前作の早吹きバトルから一転、このアルバムでは余裕たっぷりのミディアムテンポでゆったりと吹いている。
ピアノがウィントン・ケリーからソニー・クラークにかわって、ピアノ・ソロも朴訥でこちらもゆったりとした雰囲気になっている。ソニー・クラークとの共演はこの1作のみらしい。
ピアニストが変わったから吹き方を変えたわけではないだろうけど、なかなかこれも雰囲気があってどすの利いた良い演奏になっています。ウィントン・ケリーの才気あふれるプレイは素晴らしいけれど、ソニー・クラークの田舎のおっさんみたいにまじめで訥々と語るような演奏もとても好感が持てる。ソニー・クラークはアメリカではそれほど人気があるピアニストではなかったようだけど、日本ですごく人気があったのもうなづける。

1曲目と4曲目がグリフィンのオリジナル。
2曲目の「ラテン・クォーター」はグリフィンと同じシカゴ出身のアルトサックス奏者ジョン・ジェンキンスの作品。このアルバムの直前に、ベーシストのウィルバー・ウェアのアルバムでジョン・ジェンキンスと共演してこの曲を吹き込んでいる。
3曲目の「アイム・グラッド・ゼア・イズ・ユー」スイング・バンド・リーダーだったジミー・ドーシー作のスタンダード。
ラストの「イッツ・ユー・オア・ノー・ワン」はドリスデイのデビュー映画の中の曲。デクスターゴードンをはじめ多くのモダン・ジャズ演奏が残されている。
このアルバムでは、すべての曲でグリフィンの歌心たっぷりの滋味あふれる演奏が堪能できる。

グリフィンがアート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズ加わっていたのは1957年の3月から10月までのわずか7ヶ月ほどだが、その間に6枚もアルバムを残している。

◎SELECTION FROM LARNER & LOEW'S (Vik LXA-1103)
◎THEORY OF ART (Vik LAX-1115)
◎CU-BOP (Jubilee JLP-1049)
◎JAZZ CONECTION (Atlantic LP-1278)
◎LIVE (Calliope CAL2008)
◎HARD DRIVE (Bethlehem BCP-6023)

この後、グリフィンはセロニアス・モンクのアルバムに参加しつつ、リヴァーサイド・レーベルにリーダー・アルバムを吹き込んでゆくのである。

A Blowing Session / Johnny Griffin

2008/08/19 Tue [Edit]

A Blowing Session / Johnny Griffin  (blue note 1559) 1957.04.06
Side-1
1.Way You Look Tonight
2.Ball Bearings
Side-2
1.All the Things You Are
2 Smoke Stack

Johnny Griffin (ts)
John Coltrane (ts)
Hank Mobley (ts)
Lee Morgan (tp)
Wynton Kelly (p)
Art Blakey (ds)
Paul Chambers (b)

"introducing JOHNNY GRIFFIN" からちょうど1年後、ブルーノートでの2枚目のリーダー・アルバムがこのテナー・バトル・セッションだ。しかもテナー3本にトランペットのリー・モーガンまで加わっているという豪華仕様です。
アート・ブレイキーがドラムスで"にらみ"を効かしているが、このときグリフィンはアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズのメンバーだったはず。その前の初代テナー・サックス奏者がハンク・モブレーだ。
トランペットのリー・モーガンは次の年にメッセンジャーズのメンバーとなり、あの大名盤「モーニン」の吹き込みに参加している。
コルトレーンはといえば、マイルス・クインテットのメンバーで売り出したのだが、ヤク中で仕事に穴を開けるようになり、マイルスにクビにされるかされないかという頃のはず。この年の4月はモンクのアルバムをはじめいろんなセッションに参加しており、5月の終りにはプレスティッジで初リーダー・アルバム「COLTRANE」を録音している。
いずれにせよ、すべてのメンバーがジャズ・ジャイアンツなのである。

グリフィンの急速調ソロは前作を聴いた直後では非常に判りやすい。ちょっとくぐもったような音がモブレイで、線が細くてへんてこりんなソロはコルトレーンだ(汗)
ちなみに、マウスピースはモブレーがハードラバー、コルトレーンとグリフィンはメタルを使っていたようだ。
もちろん、「線が細い」と言うのは高音部を多用しているということで、「へんてこりん」と言うのは先進的ということです。そういう意味では、当時のハード・バップ・メンバーのまんなかで聴くとコルトレーンはやはり際立って「へんてこりん」だ。

A面B面とも1曲目がジェローム・カーン作のスタンダード・ナンバーで、2曲目がグリフィンのオリジナル曲。
当然ながら、グリフィンはリーダーであるから張り切ってブロウしまくっている。こういうバトルは大好きだぜっていうのがひしひしと伝わってくるのです。モブレイは「おぬしなかなかやるな」っちゅう感じで鷹揚に受けて立っているのだけど、コルトレーンは「わしはいまんところこんなんやってますぅ」と我が道を行くのであった。
この三者三様がとても面白い。


introducing / Johnny Griffin

2008/08/18 Mon [Edit]

introducing JOHNNY GRIFFIN
(blue note 1533) 1956.04.17

Side-1
1. Mil Dew
2. Chicago Calling
3. These Foolish Things
4. Boy Next Door

Sise-2
1. Nice and Easy
2. It's All Right with Me
3. Lover Man

Johnny Griffin (ts)
Wynton Kelly (p)
Curly Russell (b)
Max Roach (ds)

シカゴからニューヨークに出てきたグリフィンが最初に吹き込んだのが、このブルーノート盤だ。1956年、ロリンズの「サキソフォン・コロッサス」の2ヶ月前、マックス・ローチも参加している。
A面1、2曲目はグリフィンのオリジナルで急速調のアップテンポの曲。「どうだい!」と言わんばかりの張り切りようだ。いささかラフなところもグリフィンの持ち味。
3、4曲目は、こちらも得意なスタンダード・ナンバー。スタンダード吹くときのほうが丁寧に吹いているような気がするなぁ。
B面1曲目は自作ブルース。ウィントン・ケリーのピアノが黒くてとても良い。
2、3曲目は共に有名曲。
2曲目の「イッツ・オールライト・ウィズ・ミー」の急速調のアドリブがこのアルバムの白眉となっている。
ラスト・ナンバーは「ラヴァー・マン」。ここでは泣きのグリフィンが堪能できます。

川嶋哲郎 (7) SEPTEMBER SONG / 東京銘曲堂

2008/08/16 Sat [Edit]

先日、久しぶりにHMVの店舗へ行った。最近はほとんどwebサイトでCDを買うので、店舗に行ったのは久しぶりだった。そこでTMD(東京銘曲堂)の新作CDがあったので購入。新作といっても3月に出たもので、実は買うのを忘れていたのだ(汗)

SEPTEMBER SONG
TMD(東京銘曲堂) SEPTEMBER SONG
川嶋哲郎(ts) 岡安芳明(g) 上村信(b)

1. Sunflower (Henry Mancini)
2. All Too Soon (Duke Ellington)
3. Fools Rush In (Rube Bloom)
4. Dear Old Stockholm (Traditional)
5. Flamingo (Ted Grouya)
6. Sentimental Journey (Les Brown/Ben Homer)
7. Strike Up The Band (George Gershwin)
8. September Song (Kurt Weill)
9. Freight Train (Tommy Flanagan)
10. A Child Is Born (Thad Jones)

TMDとして通算4作目になる。例によってスタンダード・ナンバーの名作をずらりと並べた。
この3人の演奏はストレートでまっすぐにスタンダードの持つ美しさを引き出している。奇をてらったアレンジを全く使わず、美しいメロディの魅力をそれぞれの楽器の音色、表現力でもって余すところなく引き出している。とても安心して聴いていられるし、とても心地よい。

1曲目の意外な選曲「ひまわり」が素晴らしい。
たぶんこの映画は中学生のときに見た。どんな映画だったか、覚えているのはこの主題曲のメロディとソフィア・ローレンの強烈な美しさと地平線まで続くひまわり畑。
ヘンリー・マンシーニの美しい旋律が川嶋サックスで甦る。この一曲を聴いただけでこのCDを買った価値があると思った。

どの曲も聴き応えがあるが、次にあげるとすれば4曲目の「ディア・オールド・ストックホルム」。とても好きな曲だ。スタン・ゲッツやマイルズの演奏が有名。岡安ギター、上村ベースも聴かせる。最後にフェイドアウトする川嶋サックスのインプロバイズをずっと聴いていたいと思う。
次の「フラミンゴ」は川嶋哲郎が大好きな曲と言うだけあって、心にしみいる音だ。

タイトル曲の「セプテンバー・ソング」、サックスではたしか晩年のアート・ペッパーが吹き込んでいる。歌ではビング・クロスビー、フランク・シナトラですね。ここではサックスではなく、フルートで聴かせてくれる。

録音も良くて、すべての曲が気持ちよく聴けます。
このトリオのCDはもうはずせないなと言う感じです。

2008080808 北京奥運開幕!

2008/08/08 Fri [Edit]

あいやー、やっと北京オリンピック開幕まで来ましたね!

大阪が北京に破れてから長かったようで、短かったようでww
いろいろと政治的、民族的、経済的諸問題があるようですが、「スポーツの祭典」なんだから無事に競技が行われることを願います。
今後、世界の覇権はアメリカ・欧米から中国・アジアに移っていくのは必定ですから、日本のマスコミも中国バッシングばかりやってる場合ではないと思いますね〜。

オリンピックと言えばもちろんこの歌を忘れるわけにはいきません。先生ッ、出番ですっ!




東京五輪は、私も白黒TVで見てました。
重量挙げの三宅選手の似顔絵ばかり書いていたのを憶えていますww。
その娘さんが今回出場しているんですよね。
あれから44年ですか〜(汗)
予定ではすでに月旅行には行ってるはずなんだけど、中国にも行ったことないもんなぁ(汗)

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三宅宏実選手は、東京五輪、メキシコ五輪で優勝した三宅義信氏の姪御さんで、メキシコ五輪で銅メダリストの三宅義行氏の娘さんでした。
僕が必死で似顔絵書いていたのは、東京五輪金メダリストの三宅義信氏のほうですね。


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