The Original Jacket Collection (10CD) / Jascha Heifetz その3 Disc9&10
2008/07/14 Mon [Edit]

1972年 ヤッシャ・ハイフェッツ / ラスト・リサイタル
Disc-9
・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
・R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
ブルック・スミス(ピアノ)
録音時期:1972年10月(ライヴ、ステレオ)
Disc-10
・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006より
(ジーグ、ルール、プレリュード)
・ブロッホ:組曲『バール・シェム』〜第2曲『ニーグン』
・ドビュッシー/ロック編:レントよりおそく
・ラフマニノフ/ハイフェッツ編:練習曲『音の絵』変ホ長調 Op.33-4
・ファリャ/コハニスキ編:7つのスペイン民謡〜第5番『ナナ』(子守歌)
・クライスラー:カルティエのスタイルによる狩り
・ラヴェル:ツィガーヌ(演奏会用狂詩曲)
・カステルヌオーヴォ=テデスコ/ハイフェッツ編:2つの海の練習曲〜海のささやき
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
ブルック・スミス(ピアノ)
録音時期:1972年10月(ライヴ、ステレオ)
Recorded in concert at the Dorothy Chandler Pavilion,Los Angeles Music Center
☆ヤッシャ・ハイフェッツは1901年2月2日、リトアニアに生まれた。
3歳からヴァイオリンを習い始め、6歳で既にメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏したそうだ!
1910年にはペテルブルグ音楽院にてレオポルト・アウアー(件のチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を最初演奏拒否した人物)に学び、翌年に演奏デビュー。12歳でアルトゥール・ニキシュに招かれベルリンデビューを果たすと、同年ニキシュの指揮でベルリン・フィルと演奏している。
ベルリンの演奏会にたまたま居あわせた偉大なヴァイオリニスト、フリッツ・クライスラーが、13歳のハイフェッツの演奏を聴き「我々に残されたのはもはや楽器を投げ捨てることだけだ!」と語ったと言われている。
その後1917年に勃発したロシア革命を逃れ、ハイフェッツ一家は日本を経由しアメリカへ亡命する。
このとき2週間ほど日本に滞在した。
同年10月17日、カーネギーホールにおいてニューヨークデビューを果たし、大喝采を持って迎えられた。
1925年にはアメリカの市民権を得、1940年代 からカリフォルニア州ビヴァリーヒルズに暮らした。
60代になった頃から少しずつその演奏活動を減らし、1972年に最後の公式リサイタルを行った。
そして1987年12月10日ロサンゼルスの病院で亡くなっている。
この2枚組ディスクは、「ハイフェッツ / ラスト・リサイタル」としてレコード・CD化されていたもの。
ハイフェッツ71歳の最後の公式リサイタル。
10年間リサイタルから遠ざかっていたハイフェッツが、教鞭をとっていた南カリフォルニア大学音楽部の学生と教授陣の勉学資金調達のために1972年10月にひらいた慈善コンサートのライヴ録音。
その後86歳で亡くなるまで、公式な場での演奏はしなかった。
若い頃の超絶技巧は影を潜めているものの、滋味あふれる演奏、音色は感動ものだ。
とくにフランクのヴァイオリン・ソナタは素晴らしい。
バッハのパルティータやラヴェルのツィガーヌなどを聴くと、まだまだ引退なんて早いんじゃないの、と思わせる演奏だが、完璧主義者のハイフェッツとしては最早満足いく出来ではなかったのだろうか?
Heifetz / Bach Chaconne



