COMPASS / JOSHUA REDMAN
2009/05/04 Mon [Edit]

COMPASS / JOSHUA REDMAN (2009.1.13)
1. Uncharted
2. Faraway
3. Identity Thief
4. Just Like You
5. Hutchhiker's Guide
6. Ghost
7. Insomnomaniac
8. Moonlight
9. Un Peu Fou
10. March
11. Round Reuben
12. Little Ditty
13. Through the Valley
Joshua Redman (ts , ss)
Brian Blade (ds) [2〜4,6,8〜13]
Larry Grenadier (b) [1〜6,8,10,12,13]
Gregory Hutshinson (ds) [1,3〜5,7,8,10,12]
Reuben Rogers (b) [1,3,4,7〜13]
前作の「Back East」がわりと良かったので、2年ぶりの新作となるこのCDも買って見ました。
ピアノレス・トリオと言うフォーマットは前作同様だけど、全体を通しての印象はかなり違うものになっている。前作はピアノレスと言うフォーマットを生かした自由奔放でアグレッシブな面があったけれど、今回の「コンパス」では抑制の効いた冷徹な雰囲気の作品になっています。
9曲がオリジナル、他のメンバーの曲と共作で3曲、それにベートーヴェン「月光」第一楽章と言う構成。
ドラムスとベーシストが二人ずつ参加しているが、曲によって通常のトリオ、1ドラムス+2ベース、2ドラムス+2ベースなどと組み合わせを入れ替えて演奏している。
抑制の効いた静かな導入部から次第に盛り上がってゆく構成が多いが、ドラムス、ベースのソリッドな音や絡み合いが絶妙でなかなか聴かせてくれる。こういうヘンテコな編成にもかかわらずそれほどの違和感がないのは、それぞれのミュージシャンの力量が圧倒的にすごいからなんでしょう。違和感や同じ楽器同士の対立よりも調和や協調というイメージのほうが強い。かといってあらかじめ決められたアレンジだけではない即興ダイナミズムも併せ持っている。なかなか聴くには手ごわいけれど面白い内容だ。抑制した演奏でエモーションを表現していくと言うカタチを模索しているように聴こえる。
ぱっと聴いてスゴイ!!と食いつきの良いCDではないけれど、じっくり右や左とやや前方右と中央より左、それぞれに定位するベースやドラムスの演奏を聴き比べるとその面白さが倍増します。ちょっと凝り過ぎの気がしないでもないけれど。。。



